SNSなどでよく聞く「NISA貧乏」という言葉。
2024年の新NISAが始まった頃からネットを中心に流行っている。
将来の心配からNISAで資産形成を優先しようとするあまり、
極端な節約で日々の生活費や手元資金が減り、生活が苦しくなる状態を指す言葉である。
私はこの「NISA貧乏」という言葉について多少なりとも考えている。
新NISAが始まってから日本人の金融リテラシーが上がり、
投資する必要があるという理解を持つ人が増えたことで流行った言葉だと認識している。
今回はこの「NISA貧乏」が流行った背景と、この言葉に対する私の意見を書いていく。
NISAにいくら投資したら良いか決められない人はぜひ参考にしてほしい。
簡単な自己紹介
高卒、中小企業の工場勤務、28歳。
資産1億円を目標としている。
ベトナム駐在3年目。
現在(2026年)の資産は1,600万円である。
投資は新NISAとiDeCoでS&P500に投資している。
発信内容は主に資産形成、海外生活、旅行、健康などである。
夢はブログを収益化することである。
NISA貧乏が流行ったきっかけ

NISA貧乏が流行っているのは、2024年に旧NISA(つみたてNISA)が改正され、
新NISAがスタートしてからである。
旧NISAの投資上限は年間40万円、月にすると約33,333円であった。
新NISAの投資上限は、
つみたて投資枠が年120万円、成長投資枠が年240万円で合計年間360万円。
月に換算すると30万円が上限となり、大幅な引き上げとなった。
その結果、「少しでも上限に近づけたい」という思いから家計が厳しくなる人が増えたと感じている。
また、SNSの発信を見て「満額投資しなければいけない」「極限まで投資しなければいけない」という
焦りが生まれている人もいると考えている。
NISA貧乏は悪いことなのか

私は前述の通り、「NISA貧乏」になることは必ずしも悪いことではないと考えている。
ここからはその理由を書いていく。
理由① 無駄に使うお金が減る

今まで投資に回っていなかった現金は預金として置かれていることが多く、使おうと思えばすぐに使えてしまう。
しかし投資に回すことで簡単には使えなくなるため、結果として無駄遣いを防ぐことができる。
これは先取り貯金の考え方と似ており、理にかなっていると考えている。
理由② 将来を考えている証拠である

NISA貧乏になる人は、将来の資産形成を真剣に考えている人である。
何も考えていない人はそもそも投資をしない。
そう考えると、NISA貧乏という状態は決してネガティブなものではないと感じている。
理由③ 最悪の場合は売却できる

投資資産は必要になれば売却することで現金化することができる。
つまり、完全にお金がない状態とは異なる。
最終手段として現金化できる選択肢があるという点で安心材料にはなる。
ただし現金は必ず確保する

ここが最も重要である。
投資を優先することは良いが、最低限の現金は必ず確保しておくべきである。
目安としては生活費の3〜6ヶ月分である。
一人暮らしか実家暮らしか、持ち家か賃貸かによって必要額は変わるが、自分の生活に合わせて決めるべきである。
現金がない状態で急な出費が発生した場合、投資資産を売却せざるを得なくなる。
これは非常にもったいないことである。
また、車や家の購入、結婚や出産といった大きな支出が予定されている場合も、あらかじめ現金で準備しておくべきである。
投資額は自分で決めるべきである

投資をするにあたり、目標を設定することが重要である。
何歳までにいくらの資産を築きたいのか。
これを明確にした上で投資額を決めるべきである。
私の場合は、50代で資産1億円を目標としている。
この目標から逆算して投資額を考えている。
他人の発信や周囲の影響で投資額を決めるべきではない。
自分の収入や生活、貯蓄状況を無視して投資を優先すると、いざという時に資金が足りなくなる可能性がある。
まとめ

NISA貧乏は一見ネガティブな言葉に見えるが、
・無駄遣いを防ぐ
・資産形成を加速させる
・将来を真剣に考えている証拠である
という点では必ずしも悪いことではない。
ただし、
・生活費の3〜6ヶ月分の現金は確保する
・投資額は自分の状況に合わせて決める
この2点は必ず守るべきである。
投資において最も重要なのは継続することである。
無理のない範囲で続けることが、結果的に資産形成の成功につながると考えている。
